田舎モンがベンチャーで働く。

都内ベンチャー勤務予定の広島の学生が学んだ事を書きます。

プロダクトとサービスの関係性を整理。

昨日、skyland venturesにいた時に、聞こえてきた。

「サービスとプロダクトは違うんだよな。」の一言。

頭の中で引っ掛かっていたので自己流で解釈。

 

〜サービスは、プロダクトと利用者の関係性で生まれる仕組み〜

ITの分野において、サービスとは、ITによって生まれたプロダクトを提供して、利用者がそれに対し、費用を支払うという仕組み。利用者が費用を支払う価値がないと感じるプロダクトからは、サービスは生まれない。逆に、高い費用を支払う価値が有ると感じるプロダクトからは、それを用いたサービスによって多くの利益が得られる。こう言うと、良いサービスの評価基準が金のように聞こえるが、そうではなく、支払う費用に見合う価値を与えられるかどうかが良いサービスの評価基準であり、結果的に得られる物が金である。

 

〜プロダクトは、生産でしかない〜

プロダクトは、生産(生産品を含む)であり、生産でしかない。プロダクトを作れるから良いサービスを作れるとは限らない。例えば、いくら高い技術を応用してプロダクトを作っても、それに費用を支払う程の利用者がいなければ、そこにサービスは存在しない。つまり、高い技術を持つエンジニアがいても、サービスが作れなければ、そこにはプロダクトから生まれる価値もないし、得られる利益もない。しかし、サービスを作るには、利用者が何を望むかを考えると同時に、それに対して解決案を出すためには、どんなプロダクトを提供できるかという事を知っていなければ解決案は提示できない。つまり、良いサービスを作るには、どんなプロダクトを作る事ができるかを知っておく必要がある。結局、プロダクトとサービスどっちが先なのかという所で、流れとしては、

①今の技術で、どんなプロダクトが可能なのかを認識する。

②利用者の望むものを把握して、サービスを作る。

③サービスの中で、必要なプロダクトを作る。

この流れが、サービスとプロダクトの相互関係と流れだと考える。

 

〜プロダクトとサービスだけじゃ金にならない〜

しかし、この2つだけでは、金は生まれない。何故なら、まだビジネスに到達していないからだ。これをビジネスにするためには、「そのサービスを魅力的だと感じる利用者がどれくらい居るのか」「その利用者に魅力的だと感じさせる機会をどう与えるか」「その仕組みを上手く展開していくために、必要な人、物、金は準備できるか」を念頭に置く必要がある。つまり、仕組みを上手く運用していく事を含めて、初めてビジネスとして成り立つ。