ビジネスコンテスト一次審査提出用紙
こんばんは。
先輩と牡蠣を食べに行ってて投稿が遅れました。
先日書いていたビジネスコンテストの資料が、
現在調査中の部分である1の③以外は、
完成しているので、それをとりあえず記載しようと
思います。
ビジネスコンテストの枠組みですので、
フォーマット以外の部分ででお聞きになりたい事も
あると思いますが、、、笑
アドバイスや質問があればぜひ!!!
最初の二枚のスライドは応募の説明に関するものです。
以上です。
本当はインプットの部分からコンセプト、アウトプットと作らなきゃいけないんですが、時間がないので、社会問題への投稿のしにくさを知識の少なさと、既存のSNSだと日常の投稿がメインになってしまうことが投稿の障害となると仮定して進めてみました。
1−③の部分が仕上がったら、また載せます。
ビジネスプランコンテストの仮案
こんばんは。
寒くなってきましたね。
授業の一環でビジネスプランコンテストに出場する事になりました。
詳しくは以下の埋め込みから飛べます👍
フォーマット無視して、簡単な草案を作っているのでそれを今回載せてみようと思います。アドバイスや質問などあったら対応します。
現状分析は広島の学生の社会問題に対する意識が他の地域の学生よりも高いという仮説を今後調査によって、明確にしようと思います。
商品説明や利用者が使用するメリットはこれからもっとしっかり書いていこうと思います。フォーマットに当てはめたらまた載せます。
びっくり!広島
若者ビジネスプランコンテスト提出案
Head post Project
プロジェクト提案書Vol.1
2016年11月21日
企画者 角田大河(広島市立大学)
井上大輝(広島市立大学)
プロジェクト概要
現状分析
現在、急激に利用者数を増加させているスナップチャット。この事業は、なぜ起案されたのか。それは既存のSNSでは「恥ずかしい投稿を載せにくい」という課題が存在したからである。では他に、既存のSNSでは載せにくい性質の投稿は存在しないのだろうか。私達は「社会問題に対する投稿を載せにくい」という課題が存在すると考える。これを実証するために幾つかの調査を行ったところ、広島県内の大学生の◯%が「社会問題に対する考えを述べる投稿を載せにくい」と答えた。加えて、「同世代の社会問題に対する考えを知りたいと思うか。」という質問に、広島県内の大学生の◯%が知りたいと答えた。他県の大学生にも同様の調査を行った。他県の大学生と比較して、広島県内の大学生は、社会問題に対する投稿をしようと考える機会が多く、同世代の社会問題に対する考えを知りたいと感じる人も多かった。これは、平和都市である広島で大学生活を送るからこその結果であると考える。
起案目的
現状分析において提示した課題を解決することを目的とする。そのために、「学生が社会問題に対する投稿を載せやすく、同世代の社会問題に対する考えが見えやすいSNSを作ること」を目指す。これが実現されれば、課題の解決に加えて、学生の社会問題への関心の向上や意見の可視化を図ることができる。
コンセプト
Piscussionのコンセプトは「マジメが普通のSNSを」である。
社会問題に対する投稿のみのSNSである。これまで投稿しにくかった理由として、日常の出来事を中心として投稿する事を目的としたSNSでは場違いと感じる事が理由として挙げられる。そこで社会問題のみの投稿に限定する事によって課題を解決する。
ポジショニング
まず、現在の既存のSNS(Facebook,Twitter)と比較したポジショニングを明確化する。
社会問題に対する投稿のしやすさと熟考度を軸とする。
代表的なSNSであるFacebookとTwitterを比較した時、FacebookはTwitterより質の高い投稿を求められると考える。そのため、Facebookの方が社会問題に対する投稿もしやすく、熟考度も高い。
しかし、Head postは社会問題のみに投稿を限定することにより、投稿のしやすさは圧倒的となる。投稿の内容が社会問題のみとなる為、熟考度の高さもFacebookと同等かそれ以上の投稿を求める。これにより、個々の投稿も充実したものばかりとなる。
別の角度からもポジショニングを行う。Head postでは、アプリ運営者が提示した議題から選択して投稿を行う。SNSではないが、類似のサービスとして、2チャンネルやヤフー知恵袋があげられる。これらとのポジショニングも明確化する。他の利用者の投稿の信頼性と他の利用者の投稿の見やすさを軸とする。
Yahoo!知恵袋の方が、他者を軽蔑するような発言が少ないため、ヤフー知恵袋の方が他の利用者の投稿の信頼性が高いと考えた。他の利用者の投稿の見易さにおいては、デザイン面から、2ちゃんねるよりもYahoo!知恵袋の方が見やすいと感じた。
なぜ、信頼性が低い投稿が多いのか。その一因として、匿名性である事があげられる。Head postでは、原則実名でのアカウント登録を求められるFacebookからのログインと実名アカウントによる投稿を求める。これにより他の利用者の投稿の信頼度が高まると考える。投稿の見やすさにおいては、トピックの限定や回答の選択制化、字数制限、支持の多かった投稿ランキング制などを用いて見やすくする。
商品説明
サービス名称は、Head post(ヘッドポスト)
頭を使うという意味のheadと
投稿という意味のpostを組み合わせた。
アプリとして利用する。
アプリを起動すると5つの議題が提示される。
その中から1つを選ぶ。
まずは、3分ほどの事実ベースの情報を獲得する。
他の利用者のyes,noそれぞれの意見を見て、
いい意見には支持ボタンを押す。
実際に投稿してみる。
支持ボタンを押されたり、意見や質問が届く。
その議題への投稿期間が終了した時のデータ分析を確認する。
ターゲット
社会問題に関心のある大学生
社会問題に関心のある高校生
若者の社会問題への意識に関心のある社会人
はじめに広島の学生をターゲットとして行った後、全国の学生をターゲットに移す。
利用者には、2種類のタイプが存在する。
投稿する利用者と他の投稿をみる利用者である。
双方含めて利用者と設定する。
〈最終的な利用者の性質と人数の目標〉
大学生の5%
280万(全国の大学生)×5%(Head postを利用してくれる大学生の割合)=14万人
3300万(全国の高校生)×1%(Head postを利用してくれる高校生の割合)=3万3千人
4千万人(25才~49才の人口)×0.1%(Head postを利用してくれる社会人の割合)=4万人
14万人(大学生の利用者数)+3万3千人(高校生の利用者数)+4万人(社会人の利用者数)=21万3千人(利用者数)
収益構造
収益構造は3つのシステムが存在する。
プライム会員費による収入
プライム会員制度を設ける。
プライム会員になる事で、字数制限の緩和や専門家の意見の閲覧や限定トピックへの参加ができる。
プライム会員になりうる利用者を3%とする。
100円(月額会費)×12(1年での月数)×6300(プレミアム会員数)=756万円
広告収入
学生に広告したい企業の広告を掲載し、広告収入を得る。
クリック制度を導入する。
20円(1クリックあたりの広告費)×2100回(1日あたりのクリック数)=42000円
42000円(1日あたりの広告費)×365日(1年の日数)=1533万円
1533万円(1社あたりの1年の広告費)×4社(掲載広告社数)=6132万円
協賛収入
若者の意見発信に賛同する会社や政府からの協賛を得る。
100万円(協賛金額)×5(協賛企業・政府)=500万円
総収入
756万円(プライム会員費による収入)+6132万円(広告収入)+500万円(協賛収入)=7388万円
角田流プレゼンを作る流れ。
お久しぶりです。
習慣が乱れており、投稿が滞っていました。
これからは簡単でも、毎日何かあげようと思います。
授業で勉強した事や簡易的な資料も、コピペしてブログとして定期的にあげていこうと思います。興味のあるものだけをご覧ください。
今日は、後輩に
「たいがさん、プレゼン上手いですよね。どういう流れで作ってるんですか。」
と質問があったので、今日はその後輩のために作った簡易資料をこちらに載せようと思います。
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以前、私が中国のスタツアの広報を授業中に行った際を事例として、説明する。
①プレゼンの目的は何かを考える。
プレゼンによってどんな目的を達成したいかを明確化する。
例:授業参加者に中国のスタツアの説明会に来てもらう。
②オーディエンスにどうなって欲しいかを考える。
目的に沿って、オーディエンスがプレゼンを聞いた後に、
どういう状態になって欲しいかを明確化する。
例:授業参加者に中国のスタツアに行きたくなってほしい。
③プレゼンに必要なコンテンツは何か考え、
どの順番で話すべきかを決める。
プレゼン後にオーディエンスになって欲しい状態になるために、
話すべきコンテンツを明確化し、その後にオーディエンスの立場になって、
コンテンツの順番を決める。
自分の立場とオーディエンスの立場を踏まえ、共感のプロセスを探る事が大事である。
例:夏休みで学生は何をすべきか。
中国のスタツアのコンテンツを説明する。
中国のスタツアほど夏休みに学生がすべきことはない。
④資料を準備する。
必要な資料と準備期間や実施環境を照らし合わせ、準備物を決定し、作成する。
例:プレゼンスライドと配布資料を作成
プレゼンスライド→話す上での補足
配布資料→詳細内容
⑤ひたすら練習する。
以下のようなプロセスで練習する。
流暢に話せるまで、言い回しや文章を口に染みこませる。
間をあけたり、強弱をつけたり、質問するタイミングを探す。
表情や声色、ボディランゲージをつける。
動画を撮って、修正を続ける。
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簡易的なもので申し訳なかったですが、
後輩は喜んでくれたみたいで良かったです。
相手の共感を求めるようなプレゼンの場合には、プレゼンはエンターテインメントのように楽しみながらやる事が意外と大事な気がします。
では、失礼します。
売り上げ2倍に導いたスイスホテル南海大阪のマーケティング戦略
こんにちは。
大学の後輩が、Twitterで自分のブログの更新を見かけたら、ブログを覗いてくれてると聞いて、嬉しくなった昼下がりです。
今日の内容は、スイスホテル南海大阪のマーケティング戦略について、簡単にまとめたいと思います。参考文献の内容から、教訓を中心にピックアップします。参考文献は、前回のキッザニアのマーケティング戦略 - venture capitalで働かせて下さい。に引き続き『マーケティング基礎読本』です。
スイスホテル南海大阪の2015年の売り上げは、3年前の売り上げから約2倍になった。そこには、3つのマーケティング戦略が隠されていた。
〜インバウンドをなぜターゲットとしたのか〜
1つめのマーケティング戦略は、ターゲット選定である。スイスホテル南海大阪はターゲット選定をする上で、自社の置かれている状況を3C(Customer/Competitor/Company)を軸に分析した。ターゲットをインバウンド(訪日観光客)とする前は、安い宿泊料金目当ての国内の団体客と個人客をターゲットとしていた。
Customer(顧客・市場)
- 高い客室単価を見込めるビジネス客は、企業の本社や事務所が集中する、大阪市の北側に集中していた。(顧客の特徴)
- 訪日外国人観光客が増加しつつある。(市場の変化)
Competitor(競合)
- シティホテルは、ビジネス客を狙って大阪市の北側に集中していた。(競合の戦略)
- ビジネス客中心で、個人客、なかでも訪日観光客の集客にまだ力を入れていない。(競合の穴)
Company(自社)
これらの3Cの要素を踏まえ、市場の変化と自社の特徴を照らし合わせ、インバウンド(訪日観光客)をターゲットとし、市場を開拓した。
【得られる教訓】
- 事業において3Cを分析するときには、その消費行動に基づいた分析の軸が存在する。(ホテル事業においては、Whereが分析の軸)
- 市場における顧客の特徴を調査する。
- 事業の市場の変化を調査する。
- 競合の戦略を読み取る。
- 市場の変化を念頭に置き、競合の穴を見つける。
- 市場のにおける自社の特徴を見つける。
- 市場変化への自社の適性を分析する。
- 自社の顧客の特徴を調査する。
- 3C分析をする事によって、今後の事業の方向性を決める事ができる。
〜営業担当を細分化する〜
ターゲットをインバウンドとした後には、待ちの姿勢を改め、市場開拓に乗り出した。訪日観光客に合わせて、販売ルートごと(必要があれば地域別にも分ける)に提携パートナーを明確に定め、そこに1人ずつ営業担当を配置し、密接な関係を築き、誘致に力を注いだ。販売ルートは、大きく分ければ、個人手配旅行と移動手段と宿泊がセットのパッケージ旅行の2種類がある。
個人手配旅行
- OTA(オンライン旅行代理店:エクスペディアなど)
国内・海外ホテル予約・航空券・ツアー | エクスペディア (Expedia)
パッケージ旅行
- BtoB旅行代理店(GTAなど)
- オペレーター(地域特化型旅行代理店)
- 現地旅行代理店
以上のように区別し、それぞれに営業担当をつける。そして、密接な関係を作る事によって、それぞれのサービスにおいて、スイスホテル南海大阪を優先的に誘致してもらう。営業を細分化する事によって、販売ルートをより太くする事ができる。これらの努力により、中国はもちろん、欧米からの観光客を増加させ、2012年には50%を切っていた外国人の割合も2015年には、90%近くに達している。
販売ルートを確立した後には、それぞれの販売ルートに548質の部屋数を振り分ける。ホテルがwebサイトなどで直接売る直接販売分、ネット代理店経由で個人に販売するOTA分、旅行代理店に卸すBtoB旅行代理店分など、それぞれに配分する比率と価格を、平均して毎日6回、細かく調整し続けた。それにより、安値による即座の満室や高音による客室稼働率の低下を防いだ。
【得られる教訓】
- 市場開拓するためにはまず、販売ルートを確立する。
- 販売ルートそれぞれに営業担当をつける事により、密接な関係を作り、自社のプロダクトを優先してもらう。
- 販売ルート確立後には、それぞれにプロダクトの振り分けを行う。
- プロダクトの振り分けにおいては、比率と配分を常に調整する。
〜宿泊客の声に耳を傾け、即改善〜
新規顧客やリピーターの獲得のためには、顧客満足度の向上は欠かせない。オンライン旅行サイト「エクスペディア」などに書き込まれた宿泊客のコメントを「ボイスオブカスタマー」として編集し、各部門の責任者に毎月届け、改善を促した。サイトへの書き込みには、可能な限り当日中に返信する事をルール化した。そのために、特定のサイトに書き込みがあれば、責任者に連絡が届くシステムを構築した。即座の対応が評価され、ホテル紹介サイトなどでは、他のホテルに比べて、コメント数が桁違い。意見や希望に応えるホテルという評価が定着していると言える。東京オリンピックも近づく中、更なる訪日観光客の獲得に臨む。
【得られる教訓】
- 新規顧客やリピーターの獲得のためには、顧客満足度の向上は欠かせない。
- プロダクトへの評価をまとめ、責任者に定期的に届け、改善を促す。
- 顧客の意見や要望には、当日中に対応。
- 即時対応を促す、連絡システムを構築する。
新たな市場を開拓したキッザニアのマーケティング戦略
こんばんは。広島に帰って数日が経ちます。
東京の日々を忘れずに、頑張っていきます。
今日の内容は、キッザニアのマーケティング戦略について、簡単にまとめたいと思います。参考文献の内容から、教訓を中心にピックアップします。参考文献は、『マーケティング基礎読本』です。
キッザニアは、2つの戦略によりエデュテインメント市場において、孤高の地位を維持し続けている。今日は、その2つの戦略について紹介する。
〜独り勝ちのブルーオーシャン戦略〜
ブルーオーシャン戦略とは、これまでになかった新しい市場を開拓する事によって、競合相手なしに事業を始め、既存市場で始める事業よりも高い収益を得る事ができる戦略である。キッザニアは、『エデュテインメント』と呼ばれる遊びながら学べる娯楽施設の市場を開拓した。キッザニアが運営しているエデュテインメントは、来場した子供が制限時間内に好きな職業を幾つか選び、職場体験できるという施設だ。このブルーオーシャン戦略によって、2つの需要を生み出す事に成功した。1つ目は、エデュテインメントを通して、子供の将来の選択肢を増やしたいとする保護者のニーズである。これが顧客のニーズとなった。もう1つが、教育的価値をうたうキッザニアに出展・協力する事によって、ブランディングに繋がると考えた企業のニーズである。これにより、事業を行う上でのリソースを揃えやすくなった。
【得られる教訓】
- 目的(エデュケーション)とツール(エンターテインメント)を組み合わせる事により、新市場を開拓する事ができる。
- 新市場を開拓する上で、そこに誰のどんな需要があるか明確にしなければならない。
- 顧客のニーズのみでなく、事業の運営においてプラスに成り得る需要も把握しておくと、事業の円滑化、拡大に繋がる。
〜競合からの差別化を生むキッザニア白書〜
ブルーオーシャン戦略によって、キッザニアは勢い良く事業を展開した。しかし、徐々に競合が増え、いかに他のエデュテインメントと差別化するかが重要となった。その時生まれたソリューションの1つが「キッザニア白書」である。キッザニア白書とは、キッザニアで職場体験を行った子供にどんな影響があるのかを大学の研究者が研究し、具体的な数値を交えた成果報告としてまとめたモノだ。それ以外にもWebサイト、ソーシャルメディア、メールマガジン、キッザニア来場者に提供する「とっておきのキッザニアエピソード」という冊子などを通して、キッザニアの教育的価値を証明している。それらを、顧客である保護者や学校関係者などに提供し、「他のエデュテインメントよりも、キッザニアが教育的効果が高い。」と示し、他と差別化を行う。これにより、競合の後追いを阻止し、孤高の地位を維持し続けた。
【得られる教訓】
- 新市場を開拓できれば、必ず競合が現れ、競合との差別化が求められる。
- 差別化として、プロダクトの質(教育的価値)を顧客に証明する手段がある。
- 潜在的顧客に対してのプロダクトのアピールは、1つの手段(キッザニア白書)だけでなく、様々なアプローチ(webサイト、ソーシャルメディア、etc)を行う必要がある。
5億円の資金調達を果たしたココン株式会社の事業とは。
こんにちは。東京滞在も残り僅かとなりました。
今日は、hiveshibuyaで行われる以下のイベントに参加します。
TwitterのTLを見ていると、ココン株式会社が5億円の資金調達に成功したという記事
を幾つか目にしたので、ココン株式会社の戦略について調べてみようと思います。
株式会社ココン
ココン株式会社
設立 2013年2月22日
資本金 7億7,594万円(資本剰余金含む)
事業内容
・サイバーセキュリティ事業
・特化型クラウドソーシング事業
・人材紹介事業
・グループ会社の経営管理
従業員数
(単体)13名(連結)100名
主要株主
経営陣、株式会社オプトホールディング、
EastVentures、 SIG Asia Investments 他
代表取締役社長プロフィール
氏名 倉富佑也
高校に入学する前から起業志望。高校時代はアプリ開発の会社でインターン。中国でベーグルの販売店経営を始めるが、3ヶ月で閉店。次に、ケーキのデリバリーサービスや建築用CGを日本で受注し上海で制作をするアウトソーシングのサービスなどを行う。2013年にソーシャルゲームのグラフィックスを、クラウドソーシングで制作する事業を行う。Panda Graphics株式会社(現ココン株式会社)を設立。
1992年生まれ
2013年当社設立代表取締役に就任
ココンの事業
ココンは、「特化型クラウドソーシング事業」と「サイバーセキュリティ事業」を中心に展開している。
特化型クラウドソーシングの分野においては、イラストクラウドソーシングの「Panda Graphics」と、声優ボイスクラウドソーシングの「Voip!」を展開している。
〜高品質かつ利用者のための柔軟性の仕組み〜
「Panda Graphics」においては、選考の3%を通過した優秀なアートディレクターによる徹底した品質管理と、お客様の要望を簡単かつ細部まで反映できる貴社独自の進歩管理システムの運営を行っている。
これまでの制作実績⇩
http://panda-graphics.net/works/
ゲームをあまりプレイしない自分でも耳にした事があるゲームも多数ある。それだけのクオリティを担保できているからこその実績であると考える。グループ会社にUX設計・UIデザインや3D技術を持つ会社を取り込んでいる事も、高いクオリティを維持できる要因の1つだと考える。
加えて、クラウドソーシングが完了するまでの流れを明確に提示したり、無料見積もりサービスを行うなどして、低コストでサービスに関われる機会を提供している。
HPに掲載してある制作の流れ⇩
〜なぜ日本最大級の声優ネットワークを構築できたのか〜
「Voip!」においては、日本最大級約12,000人以上の声優ネットワークを応用し、オンラインのみで完了するサービスを行っている。
声優ネットワーク拡大のために、声優にとって関わりやすいサービスである必要がある。そのために、3つの工夫を行っている。
①声優の都合に合ったオーディションにだけ参加可能。
各案件の条件や報酬額、スケジュールなどの内容を見て、自分に都合の合うオーディションにだけ参加可能にする事によって、応募の自由度を高める。
②経験がなくても気軽に挑戦できる。
専門チームによる音声編集により、整音知識等の必要性を無くし、収録した音声をそのまま応募できる環境を構築し、応募のハードルを低くする。
③オンラインで完結できる。
すべてオンラインで完了できるため、地方在住の方や他に本業がある方でも登録参加可能。登録は無料であり、空いた時間で効率的に参加でき、応募に低コストで参加できる。
声優にとって、応募機会の自由度、応募のハードルの低さ、応募の低コスト性ももちろん魅力的だが、加えて、有名サービスに自分の声が使われるかもしれないという期待感もこの声優ネットワークを構築した1つの要因であると考える。
音声発注側は、低コストかつ高いクオリティのプロダクトを提供すために3つの工夫をしている。
①初期費用完全無料。
本番セリフで無料オーディションを行い、イメージに合った音声がなければ費用はかからない成果報酬型のサービスにより、音声発注側のリスクを減らす。
②オンライン手続きによるコスト削減。
発注から納品まで全てオンラインで対応を行っているため、短期間でかつ費用を抑えて音声データの制作が可能。また、声優と弊社にて一括して契約を行っている為、手間や大幅なコスト削減が実現できる。
③高品質音声を納品。
音声データは「音量統一」「ノイズ除去」「エフェクト処理」「モバイル用などデバイス最適化」「ファイル形式変換」「映像への組込」などの編集を貴社のサウンドエンジニアを中心とした専門チームで行い、高品質な音声データをお届けして、高いクオリティのプロダクトを担保。
音声発注側にとっては、このサービスは選択しやすい1つの選択肢として登場した。選択して、適当な声優が見つからなかったとしても、時間的コストを消費はしたが、金銭的なコストはゼロだ。このネットワークの中で、1つの応募機会に平均的にどれほどの声優が応募するのかは気になるところだ。
〜クラウドソーシングの勝負所〜
クラウドソーシングでの勝負所は、ネットワークの外部性をいかに作れるかという事とマッチングをスムーズに行えるかという部分である。ココンはネットワークの外部性を作るために徹底的に低コストでサービスに関わる機会を与えている。そして、マッチングの面では、それをスムーズに行えるようなシステムを構築している。
サイバーセキュリティ事業においては、2つの会社をメインとして運営している。WebやIoTのセキュリティ診断やモバイルのチート対策を行う株式会社イエラエセキュリティ。セキュリティ等の情報技術における研究開発支援、コンサルテーションを行う
株式会社レピダム。
〜プロダクトのセキュリティを包括的に守るサービスとは〜
株式会社イエラエセキュリティにおいては、以下のような8つのサービスを運営しています。
①Webアプリケーション診断
Webアプリケーションに潜在するSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの脆弱性診断。
②スマートフォンアプリ診断
スマートフォンアプリの脆弱性を認識することでインシデントにも早急に対応できる。
③ソーシャルゲームチート対策診断
端末内のデータやパラメータの改ざんを試みて、ゲームチートが可能となる問題点がないかを診断。
④ネットワーク診断
実際のハッカーと同じ視点でブラックボックス方式のテストを実施し、ネットワーク上の問題点を診断。
⑤IoTセキュリティ対策
日々の生活に多大な利便性をもたらすIoT機器の問題点やリスクを認識することで事業リスクを軽減。
⑥耐タンパー性診断
ソースコードのプロテクトを強化して、事業収益を揺るがすコピーアプリの登場を最大限抑制。
⑦セキュリティトレーニング
セキュリティ対策を組織的に行うための啓蒙活動から社内セキュリティエンジニア育成まで担当が可能。
⑧セキュリティコンサルティング
開発プロジェクトにおけるセキュリティ対策の体制整備などのご相談。
スマートフォンアプリ、Web、IoT、ネットワークなどITによるプロダクトのセキュリティを包括的にサポートできるコンテンツになっているます。これまでスマートフォンアプリケーションを220件、ウェブアプリケーションを1072件診断している。HPにある診断事例を見ると比較的大手からの依頼ばかりが目に入る。
〜様々なアプローチからの研究〜
株式会社レピダムにおいては、5つの分野におけるサービスを実施している。
①研究開発支援
②コンサルテーション
③ソフトウェアデベロップメント
④システムインテグレーション
⑤ネットワークインテグレーション
一言に研究と言っても、様々なアプローチから行っており、以上のようなサービスが生まれた。この会社がグループ化している事で、イエラエセキュリティも最先端の技術でサポートができていると考えられる。
サイバーセキュリティのサービスにおいては、専門用語が当たり前のように飛び交っている。今後のより深い学びが必要だ。
プロダクトとサービスの関係性を整理。
昨日、skyland venturesにいた時に、聞こえてきた。
「サービスとプロダクトは違うんだよな。」の一言。
頭の中で引っ掛かっていたので自己流で解釈。
〜サービスは、プロダクトと利用者の関係性で生まれる仕組み〜
ITの分野において、サービスとは、ITによって生まれたプロダクトを提供して、利用者がそれに対し、費用を支払うという仕組み。利用者が費用を支払う価値がないと感じるプロダクトからは、サービスは生まれない。逆に、高い費用を支払う価値が有ると感じるプロダクトからは、それを用いたサービスによって多くの利益が得られる。こう言うと、良いサービスの評価基準が金のように聞こえるが、そうではなく、支払う費用に見合う価値を与えられるかどうかが良いサービスの評価基準であり、結果的に得られる物が金である。
〜プロダクトは、生産でしかない〜
プロダクトは、生産(生産品を含む)であり、生産でしかない。プロダクトを作れるから良いサービスを作れるとは限らない。例えば、いくら高い技術を応用してプロダクトを作っても、それに費用を支払う程の利用者がいなければ、そこにサービスは存在しない。つまり、高い技術を持つエンジニアがいても、サービスが作れなければ、そこにはプロダクトから生まれる価値もないし、得られる利益もない。しかし、サービスを作るには、利用者が何を望むかを考えると同時に、それに対して解決案を出すためには、どんなプロダクトを提供できるかという事を知っていなければ解決案は提示できない。つまり、良いサービスを作るには、どんなプロダクトを作る事ができるかを知っておく必要がある。結局、プロダクトとサービスどっちが先なのかという所で、流れとしては、
①今の技術で、どんなプロダクトが可能なのかを認識する。
②利用者の望むものを把握して、サービスを作る。
③サービスの中で、必要なプロダクトを作る。
この流れが、サービスとプロダクトの相互関係と流れだと考える。
〜プロダクトとサービスだけじゃ金にならない〜
しかし、この2つだけでは、金は生まれない。何故なら、まだビジネスに到達していないからだ。これをビジネスにするためには、「そのサービスを魅力的だと感じる利用者がどれくらい居るのか」「その利用者に魅力的だと感じさせる機会をどう与えるか」「その仕組みを上手く展開していくために、必要な人、物、金は準備できるか」を念頭に置く必要がある。つまり、仕組みを上手く運用していく事を含めて、初めてビジネスとして成り立つ。